メリッサの使い方
・額、肩、胸に塗布
・ディフューズ(芳香浴)
・モイスチャライザーなどに数滴混ぜて保湿・皮膚の修復を高める
メリッサの作用
抗酸化作用・抗バクテリア作用・抗菌作用・抗真菌作用・抗炎症作用・去痰作用・抗ヒスタミン作用・抗ウイルス作用・鎮痙作用・鎮痛作用・抗鬱作用・強心作用・胆汁分泌作用・消化促進作用・血圧降下作用・結石溶解作用・血管拡張作用・通経作用・止血作用など
メリッサってなぜ高価なの?
メリッサの植物は非常に耐寒性に優れたハーブで南ヨーロッパからアジアにかけての地域で多く栽培されています。
植物原料の調達は簡単にできても、採油率が非常に低いため精油の価格となると非常に高価になります。
1Kgの精油を作るのに、メリッサの植物原料5〜8トンが必要なのです。
メリッサ精油は、価格が非常に高価となるので100%純粋なメリッサの精油は稀です。そのため、一般の市場では価格の安いレモングラスと混ざったものがメリッサ・プレンドとして販売されています。
メリッサ精油の主な成分
アルデヒド:ゲラ二オール、ネラール、シトロネラール
セスキテルペン:βカリオフィレン、
酸化物:カリオフィレン酸化物、1.8シネオール
アルコール:リナロール、ネロール、ゲラニール、シトロネロールなど
メリッサ精油の心・体・肌への作用
体への作用
主要な抗菌性の成分であるゲラ二オールは、細胞の酸化やDNAのダメージを軽減すると考えられています。また、消化器系、呼吸器系の内分泌系の機能を助けます。
消化促進には、ローズマリー、マジョラム、ラベンダーとのブレンドがおすすめ(胃の辺りに塗布)
月経困難にはサイプレス、ゼラニウムとのブレンドがおすすめ(下腹の辺りに塗布)
*塗布する場合は、キャリアオイルに希釈してから使用してください。
心への作用
イライラや緊張感、パニックなどの時に神経を落ち着かせて心を穏やかにしてくれます。
不安、ショック、落ち込みなどの時にも、気分を明るく前向きな気持ちになるよう助けになります。
不安で眠れない時にもメリッサが有効です。
おすすめは、イランイランと合わせてアロマバス。
心の癒しにはラベンダー、ゼラニウムともブレンドして手首などに塗布するのも良いです。
お肌への作用
抗酸化作用がとても高いで、老化肌に有効です。
脂性肌、脂っぽい頭皮のケアに。
また、突発的な湿疹やアレルギー的な湿疹、蕁麻疹の応急処置としてかゆみを和らげたい時にも試すと良いかもしれません。
*皮膚のトラブルには希釈を多くして注意深く様子を見てください。ローマンカモミールとブレンドして 0.5%濃度からお試しになると良いです。(濃度が高いと逆にトラブルを誘発する可能性もあります。個人差や状態の差があります。)
*かゆみの軽減には、ティートリー、ラベンダーもおすすめです。
メリッサのおすすめ芳香ブレンド
・メディテーションに
メリッサ 4滴、 ベルガモット2滴、 フランキンセンス2滴
・安眠に
メリッサ1滴、ローマンカモミール2滴、ラベンダー2滴
メリッサの塗布でおすすめブレンド
・筋肉痛に
メリッサ1滴、ペパーミント2滴、タンジェリン3滴(ミックスして塗布)
*タンジェリンは光毒性に注意が必要です。
メリッサのクラフト
メリッサで作るココナッツソルトスクラブ
材料:
バージンココナッツオイル1カップ
ピンクヒマラヤンソルト(またはエプソムソルト)1カップ
FCO (Fractionated Coconut Oil ) 1/4カップ
メリッサ精油 15滴
作り方:
バージンココナッツオイルを湯煎で溶かします。
冷ましたらソルトとFCOを加えてよく混ぜます。
メリッサの精油も混ぜて混ぜます。
ココナッツオイルが固まってきたら出来上がり。
蓋が閉まる容器に入れて保存。
使い方は、お肌につけてお湯で洗い流します。
メリッサと合う芳香ブレンドその他おすすめ